富士松鶴千代の會 開催決定!

6月
紀尾井小ホール

令和二年の「富士松鶴千代の會」は、今まで抜粋版でお送りすることが多かった「蘭蝶」「明烏」をたっぷりとお聞かせする企画を考えております。
ここ数年は、一般的にテレビで流れる曲の長さの3分から5分であることを踏まえて、新内もコンパクトにまとめた抜粋版を披露することがほとんどでした。
今回は、ファンの方から新内の古典を全編通しで聞いてみたいというお声を頂戴したこともあり、「蘭蝶」「明烏」をじっくりと演らせていただきたいと考えております。
三味線には新内節三味線重要無形文化財(人間国宝) 新内仲三郎さまを迎え、初めてのお客さまには人間国宝の三味線と鶴千代の語りで古典のよさを知っていただき、また、古くからのご贔屓さまには往年の名コンビの復活となりお楽しみいただけるものと思います。

古典を演じるには一題40分以上の長丁場を乗り切る体力とお客さまを惹きつける技量が必要となります。そんなこともあってか、昨今では通しで演じる太夫が減っている要因ではないかと考えております。古典を次の時代に継承するためにも、いまチャレンジする意味があると思っております。 詳細は、追って本サイトにてご案内いたします。
ぜひ、ご予定くださいませ。